フッ素の話 ②自宅でのフッ素利用
2015.10.16
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ご自宅でのお口のお手入れでもフッ素の利用がオススメです。
市販の歯みがき粉で、フッ素入りのものを使用したり、いつもの歯みがきに加えて使用するフッ化物配合ジェルもあります。
日本で販売出来るフッ素の濃度は、1000ppm以下と規定されおり、フッ素の濃度が濃いほど虫歯予防には効果を発揮します。
そこで、皆さんの気になってくるのがフッ素による副作用かと思います。
確かにフッ素は誤って多量に摂取した場合には、急性中毒が考えられますが、一般的な使用の場合は全く問題ありません。
万が一、フッ素を多量に誤飲した場合は、すぐに吐き出すか、牛乳を飲むと、無害のフッ化カルシウムになります。
日本は水道水にフッ素が添加されておらず、フッ素配合の歯磨き粉やフッ素ジェル、それに歯科医院でのフッ素塗布を併用したとしても中毒量には至りません。むしろ、これらのツールを継続的に併用することで、虫歯予防効果は増していきます。
ただし、注意していただきたいのは、フッ素を使っていたからといって虫歯にならないというわけでは決してありません。日々の歯ブラシやフロスによる清掃がやはり一番の虫歯予防になります。
日頃のお手入れのプラスアルファとして活用しましょう。
写真は、当院に置いてあるフッ素配合歯磨き粉とフッ素ジェルです。いずれも大変人気のある商品です(^-^)
こちらも→フッ素の話 ①フッ素塗布