デンタルフロスの話
2015.12.14
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毎日のお手入れで歯ブラシを使わない方はいないと思いますが、デンタルフロスを日常的に使われている方は多くはいらっしゃらないように思います。
口のなかには歯ブラシの届かないところがたくさん存在します。
注意していただきたいのは、歯ブラシが届かなくても細菌は隅々まで入っていくという事実です。虫歯や歯周病の原因は細菌なのです。
どうしたらいいのかというと、そこで活躍するのがデンタルフロスです。
デンタルフロスは、歯と歯の隙間や3,5ミリまでの深さの歯肉の溝まで届くので、歯ブラシで、落としきれなかったところのプラークの除去が可能なのです。
一方で、血が出るから糸ようじ(フロス)はやりたくない、と言われる方がいらっしゃいますが、血が出るのはプラークが原因となって歯肉が腫れていからです。
二週間のデンタルフロスの使用により、歯肉乳頭部からの出血量が4割減少した、というデータもあります。
慣れないうちは、奥歯など難しいところもあるかもしれませんが、鏡の前で根気よく繰り返して練習してみましょう。歯科医師や歯科衛生士に直接アドバイスをうけるのも良いと思います。
デンタルフロスは、子供からお年寄りまで、ぜひ取り入れていただきたいツールです。