がん治療と歯科の関わりについて
2015.11.14
- Blog
現在、日本人の二人に一人が生涯でがんになるといわれています。
がんは、自分自身、もしくは大切な家族の身にいつ起こってもおかしくない疾病と言えるでしょう。
がん治療と歯科といわれても、あまり関係ないように思われる方も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
重度の口腔粘膜炎をはじめとして、がん治療に起因する口腔領域の合併症に悩む方は少なくありません。
これらは食事と生きる意欲を妨げるばかりか、がん治療自体を中止しなければならなくなる場合さえあります。
また、外科手術前の口腔ケアが肺炎をはじめとする術後合併症の予防効果があることも分かってきました。
私たち歯科医療従事者は「食べること」を支える仕事をしています。がん患者さんの口腔の不快症状を取り除き、療養生活の質をできるだけ高く維持するお手伝いをしたいと考えております。
当院ではがん患者さんが安心して口腔ケアや歯科治療を受けられる体制を整えております。どうぞ、ご活用ください。